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簡単に謝る文化について

こんにちは、ヒロシDEATHです。

ちょっと書きづらい内容かもですが、誰も読んでいない(と思われる)ここならいいかなと言うことで少しだけ書きます。
(それにしても、Xの拡散性はより強くなっているように感じるので、おちおち思ってることをそのまま書けないよ)

私は大企業に新卒で入って、末端新入社員として社会人をスタートした時に思っていたことがあって、それは「長い物には巻かれろ」と言うこと。
そんなこと書くと、「卑屈な」「意識激低な」「その場しのぎの」ダメ社員だと思われるかもだけど、自分にとってはそれが戦略だと信じてた。
明らかに勝てない相手(新入社員が課長クラスに勝とうと思うこと自体無理すぎ)には、一旦表面的に負けを認めながら、違う角度から後々勝つことを狙うと言うことが最良な戦略だと信じて活動してきた。(精一杯強がると、心では負けを一才認めているわけじゃないってことですわ)

何か指摘された場合、それが本当に正しいものなのかさておき、一旦謝ってからスタートしすることが常となっていた。
社会人になって、謝ることへのハードルがどんどん下がっていったのを覚えてる。
いつか言い返してやろうという気持ちは、その後、自分に実力がつくようになって徐々に芽生えてきたけど。

今あげた例と同じなのかはわかんないけど、自分の周りには、とりあえず謝っておこうと言う文化を持った人が多いように感じる。もちろん自分も含めて。(日本人はー、とか大きい主語では語らないでおく)

道で肩が触れた瞬間に、「ごめんなさい」と言うケースは日常に溶け込んでる。
自分が悪いのかはさておき、そのように振る舞うのが得だと行動してる。

仕事上、間違いを指摘された時、たとえ同僚や部下であっても、一旦謝って確認して、「おいおいやっぱり俺があってるだろー」と反論したりしてる。
ささやかな名誉挽回して、穏やかにそのことをクローズする。一件落着。
でも、私は一旦謝っている。悪くないのに。

この感覚って日本人の国民性だったりするんかな?(大きな主語を使わないと言いつつ、どうしても使いたくなった。)

と言うことで本題。

某K-POPアイドルが、日本でのライブ等を終え帰国した際、ファンに向けて「スシランドから帰国した」とメッセージを出した。
その言葉は韓国語でのスラングで、差別的要素が含まれていると言う解釈をする人が一定数いて、事務所及び本人に謝罪すべきというコメントがネットに溢れた。
そのような意見が、過半数だということがネットでのアンケート結果なので出他のをみてる。(公正に取られたアンケートではないけど)

真意は本人しかわからないのでそこを勝手に想像することはしない。
もし差別的意図が全くなかった場合(個人的には間違いなくこれだと思うし、ネット上の意見も同様だと認識)、果たして謝った方がいいのか、と言うことだけを、一人昨日から考えていた。

偏っていない、中立な韓国の方々の解説を聞くと、スシランドの「スシ」にはポジティブな意味はこもっていても、差別的な意味は全くこもっていないと言う解説をいくか読んだ。
(スシはむしろ、レベルの高いとか高級を表しているとのこと。)

それを正しいとした場合と残された問題は、少なくとも受け手が嫌な気分になったのだから、謝罪や訂正が必要じゃないかと言う主張だけが残る。
相手が気分を害した以上、謝罪すべきと言うことなんだろう。

私が調べた以上、日本語において「スシ」と言う差別用語やスラングを見つからなかった。
韓国の方が知らずに、日本人におけるそれらを使用したのであれば、謝罪要求は当然だと考えるが、それは違うと認識した。
韓国でも日本においても、差別用語に該当しないのに謝罪すべきなのか?

とても意識が低い私の新入社員時の対応であれは、謝罪の一択だと思う。
そして、後にその発言には差別的なものは含まれていないと必死に弁解することでしょう。(多分ですけどね)

でも意識か無意識か含め、差別的な意味が込められていないのであれば、「謝罪」ではなく「説明」が必要なのではと個人的には考える。
ここで謝罪して伝わることは、
・差別的な意味は込められていなかった。
・ただ不快に思った人がいることので謝罪する
と言うことだと思う。

でも日本でも韓国でも差別的な意味が込められていないのに、なんで不快に思う人がいるの??とは思ってしまう。
もしこのケースが有効なら、発信者は対処しようがないとも思った。
だって相手の感情なんてわかりも、コントロールもできるわけないし。

それでも好きなアーティストに、所属事務所に謝罪出して欲しいのかな。
(これらは、本人に差別意識がないという仮説を元に語ってますので、その点はご認識ください。)

自身、グローバル展開を目指しているアーティストを応援していることもあり、しばらく他のケースも含めて考えてみる機会にしたいと思います。

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ヒロシDEATH
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