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非クリエイターの私が見た、映画「ハケンアニメ」

こんにちは、ヒロシDEATHです。

連休明けの月曜日などは、脱社畜プログラムとして朝イチからエンタメを楽しむようにしています。矯正トレーニングメニューです。

今週は、映画「ハケンアニメ」の鑑賞にセットした。
最近見た「シン・ウルトラマン」では、ちょっと後味の悪い気分が残ってしまっただけに、次の映画は外せないと思い意気込んでのチョイス。
ただ、私はアニメがかなり苦手。この映画の事前情報も無し。アニメクリエイターを描いた作品ということだけは知ってる。ただそれだけ。前評判も知らない。
かつクリエイターと真逆にいる存在だと自負してる。鑑賞することによって、また苦い後味を感じるのか、そーでもないのか心配しながらTOHOシネマズへ到着。

そして映画鑑賞終了。
即売店に行きパンフレットを購入。さらに近くの書店に行き原作本を購入。

映画かなりよかったです。

映画でわからないところを知りたいから、復習用としてそれらを買ったのでした。

公開直後ということもあり、あらすじは書きません。
そもそも映画レビューとか、ライブレビューとか言いながら、あらすじしっかり書いたりとか、ライブのセットリストやアーティストのMCを聴いたまま書き起こすようなレビュアー、いやレコーダーだけにはなりたくない。
映画を見て感じた感想だけを簡潔に書きます。

スバリ言うと、非クリエイターやアニメファンでない人に是非とも見てほしい映画。

そもそも絵コンテとかペンタブとかに憧れてしまう。
あー言うツールで、ゼロから作品を作り上げれる人を心から尊敬してしまう。
アニメは好きじゃないけど、アニメクリエイターなど、全てのクリエイターをリスペクトしてしまう。

映画の主役は、アニメ監督。
アニメ作品って、いわゆる漫画家が主役だと思ってたけど、そーでもなかったんだなって映画を見て初めて気づく。
曲者のプロのクリエイター達が、それぞれの意見を出しバチバチ争うシーンが多々発生してる。アニメ制作の現場って本当にこんな感じ?俺は耐えられないかも。

吉岡里帆演じる新人監督が、その曲者達と小さな戦いを繰り返し作品を作っていく。
自分がいるサラリーマン組織と全く違う環境に、新鮮さを覚えた。
多くのサラリーマンは(全てのという意味ではない)、仕事への思いというより、組織の帰属意識やサラリーをもらうということで繋ぎ合えて組織として成り立っていると感じる。

ここで描かれるアニメクリエイター集団は、いい作品を作りたいという思いだけで、個性的すぎる人達を突き動かし繋ぎ合っている。
サラリーマンから見ると、このマインドで繋がってる姿、本当に美しいし憧れる。
自分も少し体験してみたい。この映画を見ていると、そのクリエイターの一人になれるような疑似体験ができたかも。

映画を見る前は、正直吉岡里帆とか中村倫也のキャスティングを見て、あくまでも私だけの偏見だけど、ちょい軽で浅くしか描かれてない、ノリで映画を見てる人をターゲットにしているのではという恐れを持ってた。
ただ映画始まってすぐ、杞憂だったと感じさせてくれた。

いい意味で地味に、いい意味でどーでもいいような細かいことまで描こうとしている映画だと感じた。
映画制作側にも、伝えたい思いや意地を感じた。

映画を見終わった後、爽快感を味わえたし、俺もハマる仕事したいなーという熱さも同時に得られることができた。元気や刺激が欲しい人には激しくお勧めしたい。
思いを持って突き進む姿って本当にいいなって。好きな仕事にハマりまくれる、クリエイターとか非クリエイターとか関係なく、そんな生き方最高だと思います。

吉岡里帆は好きだったけど、あくまでも癒し系タレントとしか見てなかった。
でもこの映画を見た後は、女優吉岡里帆としか見れないと思う。それほど、彼女の演技は女優そのものの演技だった、素晴らしかった。

お陰様で、月曜朝イチが爽快に迎えられた。
お昼に食べたいきなりステーキの味も1.5倍美味しくなったし。
全てはこの映画のおかげ、ありがとうございました。

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ヒロシDEATH
entertainment journalist