こんにちはヒロシDEATHです。
夏がやっと終わり少し肌寒い季節に。
今年は人生初めてフジロックに行き、いつも通りサマソニ東京に行き、勢いついでに初開催のサマソニバンコクに行き、最後に周年で5年振りにひたちなかで開催したロッキンひたちなかに参加してきた。
例年以上に夏フェスを楽しめた気分(他に行った夏フェスもありますが、ここでは割愛させていただきます。)
そんな中ロッキングオンよりお知らせが。
なんと日本の夏フェスキングのロッキンが、来年から秋フェスに移行するというお知らせ。
日本の夏フェスの象徴(もちろんフジロックもサマソニもあるけど)が秋フェスに移行とはかなりの重大ニュースな気がする。(ただ、夏フェスが終わったばかりなのか、それほど話題にはなっていない気もする。)
ちなみにここでいうロッキンとは、千葉県の蘇我で行われているフェスを指す。例年は8月上旬から中旬にかけて行われている。
ちなみに今年は、8/3と4、8/10、11、12の計5日間開催。
追加として、今年行われたひたちなかでのロッキンは、周年記念イベント(25周年)という位置付け。
予定通りであれば、5年後の30周年にまたひたちなかで行われる。
ロッキンの歴史を振り返りつつ、他のフェスへの影響も考え、ロッキン秋フェス移行に対する私見を述べたいと思う。
1. ロッキンの歴史
・正式名称ROCK IN JAPAN(通称ロッキン)
・2000年から茨城県ひたちなかで開催。ちなみにフジロックは1997年より、サマーソニックは2000年から開催。
・2020年と2021年はコロナの影響で中止。
・2022年から千葉県蘇我に移転して開催
フジロックの方が開催が先だったけど、ロッキンは最大規模でもあり、夏フェスの象徴的存在になっていた。
ということもあり、秋フェスへの移行は苦渋の決断であったとも想像できる。
主催者は移行の理由として、熱中症対策をあげている。そこで2000年との気候の違いを確認してみた。
2000年8月上旬の千葉の気温を確認してみると、平均気温は30度を大きく下回っている。タただし、最高気温は軒並み32度台。33度台も1日存在している。ただ木陰などあればギリギリ熱中症にもならず、夏フェスらしさを体感し楽しめる余裕はありそう。
一方2024年の夏はどうだったか確認してみる。
8月中盤になると平均気温は30度を超えてくる。肝心の最高気温は、33度から35度台。2000年に比べると1度〜3度上昇している感じ。
この気温だと、夏フェスを楽しむも体感するを通り越して不快指数が大きく上がり、さらには熱中症のリスクが出てくる。
千葉県は、以前開催されていた茨城のように、日中暑く夜間にかけて涼しくなってくるという気候でもない。一日中、体に応える暑さになっている。
2. なぜ秋フェスなのかの解釈
20年前の気象データと比較して、気候の変化により気温上昇していることが秋フェス移行への一つの大きな原因であることが理解できた。
主催者がもう一つ理由にあげている、フェスに慣れていない参加者が多いという点も頷ける。
2000年からひたちなか、蘇我に連続参加している者(残念ながら今年の蘇我は不参加。ひたちなかは参加)として客層の変化が著しいことも気になっていた。
データを見れていないので詳細はわからないけど、体感として、フェス参加経験が少ない及び低年齢化が進んでいるように感じている。
お年寄りが熱中症にならないように、というより、10代20代のフェス経験の少ない人達を守ることが主のようにも感じている。
経験者であると、持ち物の充実や余裕を持った楽しみ方ができる人が多いと思うけど、経験が少ない人はそうもいかないかも。
個人的に気にしているのが、蘇我の日陰エリアの少なさ。他の大型フェスと違って、日除けスペースが少ない。休憩場所としてフクダ電子アリーナもあるけど、大型モニターでライブは観れると言っても、やはり休憩専用エリアという位置付けになると思っている。
日を避けながら、ライブを楽しむということはできない。
フジロックやラッキーフェスは木陰が多いのでいざとなったらそこに逃げ込める、サマソニには幕張メッセという室内エリアを持っている(私は近年、暑さ対策もあり、アーティスト関わらず幕張メッセにいることが多い)4大フェスの一つであるライジングサンは、北海道ということもあり、比較的涼しい時間帯が多いと想像する(まだ行ったことないので来年こそは行こー)
3. 秋フェスはありかないか
ということで、ロッキンが秋フェスに移行することについて私見を述べると、
「妥当」
だと感じている。
ロッキンのフィロソフィーと言える観客ファーストから考えて、9月への移行は大英断だと感じる。
正直、今年のロッキンひたちなか(21日と23日のみ参加)は、寒い時間が多かった。ちょっと夏フェスという気候とは遠かった。あまり夏フェスを感じられず少し寂しかった。
ただ、千葉の9月中旬〜下旬であれば寒いということはないと思う。
日中30度を超えてくる日も多いと思うし、秋フェスというより「最後の夏フェス」を体感できる気がする。
また個人的には、大型フェスが秋に移ってくれた方がありがたい。金銭的、体力的、楽しみの分散にもなるため。
ロッキン行ってサマソニ東京行ってサマソニバンコク行ってと、週末に連続フェスがあることはうれしい悲鳴半分、間隔を開けてくれた方が正直ありがたいかも。
これはあくまでも推測だけど、他の大型フェスが秋フェスになることは考えずらいと思う。他のフェスも秋に移って、秋が毎週フェスで忙しいということにはならないと思う。
深刻な気温上昇の問題に対して、サマソニは室内施設を持ち(日中のマリンステージは休憩タイムとかにするのはアリかも)、フジロックやラッキーフェスは木陰が多い環境という強みも持っているため。
また密かな期待として、夏のロッキンひたちなか開催がある。
今年周年イベントとしてひたちなかで行われたが、アーティストも観客も茨城県の人達も、「やっぱロッキンはここだろ」という雰囲気を感じとれた。
ロッキンは蘇我で新しい歴史を作り続けていくだろうけど、すでにひたちなかで作られた歴史を守っていくことも、ロッキンにとって大切なことだと強く感じる。
周年とは言わず、隔年でもいいから開催してほしい。
ちょっと馬鹿げたことかもしれないけど、7月にラッキーフェスと合同フェスを開催して欲しいとも思ったりしてる。
今年初めて行われるロッキングオンとクリエイティブマンがタブル主催するロキソニのような、合同フェスが開催されたら楽しいなとも思ってる。
ロッキン蘇我は、従来通りオールジャパンアーティストで構成され、合同フェスは日本+アジアンアーティストで構成など棲み分けたら楽しいかも。(今年初めてロッキン蘇我にK-POPのENHYPENがブッキングされたのも、その可能性の一つと感じたりしている)
とにかく、来年のニューロッキンを期待して待つ。