Music

めざまし30周年フェスでの気づき

こんにちはヒロシDEATHです。

もう一週間以上も経っちゃったけど、
4/16にぴあアリーナで行われためざまし30周年フェスに急遽行ってきた、その話をちょっとだけ書いてみます。

めざましフェス前に、一人黄昏て酒を飲む風景

急遽って書いたのは、
直前までチケットが手に入らなかったから
そもそも音楽イベントに行くことはそれほど積極的ではなかったから
あと埼玉スーパーアリーナでやるaespaのライブに行くつもりだったからw

最後のは、てっきりaespaの日曜のチケットが取っていて、めざましライブにはいけないと思い込んでたというやつ。
前日に、その間違いに気づく(本当は土曜のチケットを買っていた)という失態を犯してた。あぶなー。
そして運よく、機材解放席のチケットを運よく取れて、めざましライブの方に行けることになったという流れ。

土曜に行ったaespaも最高だったよ

このイベント(フェス)に関するレポートは後日書くつもりだけど、この現場に本当に行ってよかったと思ってる。

もちろんJO1のパフォーマンスを7曲も見れたこと、トークコーナーもあったし、その後のゆずとのセッションもあったり盛りだくさんだったこともその理由にはなってる。
ただそれに加えて、今まで感じてこなかった気づきを得られたことが個人的には大きかった。
もしこの現場に足を運ばなかったら、しばらくの間、この気づは得られなかったんだろーなと感じてる。

その気づきは2点。

1つ目 フェスを行くことが当たり前じゃない人もいるってこと

フェスは結構過酷だったりする。特に夏フェスは暑さもかなりきついし。基本野外でやるものが多いから。
日本のフェスは、基本首都圏で行われるので、軽装備で行きやすいものも多い。
ただ、昼前から夜8時過ぎまで、移動を含めると10時間をはるかに超える場合がある。
まー、それがフェスだよって割り切っている人は多い。
日本のフェス文化は2000年あたりから始まってるけど、その辺りから通い始めている人達にとってはすでに当たり前のことになってる感じる。

それに対して、めざましフェスは従来のフェスという定義からは外れる音楽イベント。
ぴあアリーナで、1ステージで、4アーティストが4時間のライブを行う。
まさにめざましテレビという番組が企画した、音楽イベント。
そこには直射日光も長時間の待ちもステージ間の移動もない。
とても快適なイベント。

ライブ前日にTLに流れてきたいくつかのツイートで、少し気づきを得られた。
「フェス初めてだから緊張してしまう」
「4時間もスタンディングとか耐えられないかも」
「どんな風に楽しいんでいいかわからない」

あくまでも個人的な考えだけど、フェスって楽園のような空間だと本気で思ってて、どんな人でもハッピーで過ごせる空間だと思ってる。(その理想に近いフェスは、正直多いとは言えないけど)
曲に乗って暴れようが、体を一切動かさず聴いてても良い。
時には酒を飲みながらでも、美味しいものを食べながらでも、寝そべりながら聴いてもいい。
私自身、去年某夏フェスで、大好きなバンドの曲を芝に横になりながら、月を見上げて聴いていた瞬間があった。本当に最高だった。フェスでしか味わえない体験。

でもさっき挙げたツイートを目にした時、それは勘違いだったかもしれないって感じた。
フェスに興味があってもいけない人、体力的に無理な人もいそう、移動も難しい人もきっといるはず、夏の暑さに耐えられないからって来れない人もいるかもしれない。

フェスは楽園だと思ってたのは、自分の範囲でしか物事を考えられてないってことかも。
ちっちゃい子や高齢の方とか、それらに属する人は、「フェスにくるべき人じゃない(来れない人)」って、最初からから排除している面もあるって感じてしまう。

近い将来、イベントも企画や支援もしていきたいと考えているので、この経験は引き続き自分の課題として残していきたいと思う。

2つ目 新しい音楽との遭遇体験について
フェスは、新しい音楽との遭遇の場所だって定義されていたりする。
自分の好きな音楽を聴きつつ、そこで何気なく新しい音楽と出会える場。
逆に音楽イベントは、同カテゴリのアーティストが集うもの。
新しい音楽との出会いは少ない。
と決めつけてたけど、決してそうとも言えないのかもって感じた。

通常のフェスは3-5ステージ(それ以上のものもあるけど)で同時にライブは進行し、オーディエンスはどれをみるか選択できる。
細かいタイムスケジュールは掲示され、それを何度も見ながら行動計画を立てる。
そのため、自分の知ってるアーティスト、好きなジャンルだけを見続け、一日を過ごすことも可能だったりする。
新しい音楽との遭遇を避けることも簡単だったりする。

めざましフェスでは、事前のタイムテーブルは非公開。
なんとなく大御所のゆずはトリで、あと3アーティストがどの順番で出てくるかっていうとこまでは予想できる。
ただ、転換後のステージセットを確認しないと誰が何番手に出てくるかわからない。
わかった時点で、お目当てのアーティストでなかった場合外に出ることも可能だけど、他のステージがない以上他のアーティストのライブを見る選択になった人が多いように感じた。

ここで言いたいのは、フェスの常識は新しい音楽との出会いを妨げている面もあるっていうこと。
目にしたツイートには、
「フェスなのにタイムテーブルが出ないとかおかしい」
というものがあった。
そもそもこのイベントはフェスじゃないしw、というツッコミは置いておいて、
フェスってそーいうものっていう常識に囚われている人がいるってことに気づいた。当然私もその一人。

新しい音楽との出会いは、このイベントを見る限り、フェス以上に起こっていたように感じた。
JAMさんがDa-iCEさんやCreepy Nutsの曲でペンライトを振り、ゆずやゆずとのセッションを楽しんでいた。
もしロッキンとかのフェスに出ていたら、その時間にステージに集まり、終わったら会場を後にしていた人がいたかも。(根拠なしの妄想)

長くライブやフェスに通っていて考えが凝り固まっていたことを、滅多にくることがないイベントに参加することによって気づくことができた。
自分が理想とするフェスというものは、まだまだ実現できていないっていう再認識ができたし、それを自分が提供する側になってみたいという野心もあったりする。
これからの自分の課題にして活動していきたいと思う。

そしてやっぱり現場に行くことが大切だなって再認識できた。
自分が苦手なもの、アウェーだと感じるものを敢えて選んで足を運んでみたいとも思ってる。

ABOUT ME
ヒロシDEATH
entertainment journalist