ライブ・フェス

ELLEGARDENのチケット代騒動から、ライブビジネスを考えてみる。

こんにちは、ヒロシDEATHです。

ELLEGARDENが完全復活!?
16年振りの新曲リリースと、新譜リリース直前、それに合わせて行われるZeppツアーの発表。
とうとうレジェンドバンドが現役バンドへと復活。とてもめでたい。
残念なことに自身、2018年の活動再開後は1度しか彼らのライブ見れていない(アリスターの前座でコーストにて。昨年末のブラフマンツーマンは家族問題でチケットを無駄にしてしまった。)し、現役バンドに戻ったということなら、今後積極的にライブに通いたい。
(新譜を出さない、ツアーをしないバンドはロックバンドにあらず!!)

ツアーが発表されると、SNSに歓喜の呟きが溢れてた。
そしてなぜかまた再燃する「チケット安すぎる問題」
なぜかTwitterのトレンドにも上がる。
大多数の方が肯定派で、一部否定派の人がいたみたい。

肯定派は、「学生でもいける価格で嬉しい!!」
「細美さんのできるだけチケット代を安くしたいというポリシーが変わっていなくて嬉しい!!」
「機材車で移動して安宿に泊まるからチケットを安くできる。本当に素晴らしい!!」
などなど。
うんうん、細美さんは幾つになっても最高なロックバンドマンだなー、とこれには納得。

かたや否定派は「チケット代を下げすぎることはビジネスモデルとして最悪だ」「他のアーティストに悪い影響を与えてしまう(チケット代が上げづらいなど)」など。

ここまではお馴染みの反応なのでそれほど気にしてなかった(寂しい気持ちにはなる)けど、目についた一個のツイートに対して疑問を持った。

「細美さんはビジネスをやってるんじゃなくて音楽をやってるんだ」

え??
ビジネスでやってないの??営利度外視なの??


これにはなんとも言えない違和感を感じたので、ちょっと自分の考えをまとめてみます。

(ここからはファクトゼロの私の妄想大会になりますので、軽く読んでください。)

エルレが新曲を出すこと、新譜を出すこと、Zeppツアーをやること、その後の大規模ツアーをやること、タイムズスクエアや渋谷とかに大広告を打ってること、

これらは全て「ビジネス」です。

ビジネス化できないと、エルレの16年ぶりの新譜を楽しめない、ツアーにも参加することもできないです。それは間違いない。
そこには「目的」があり、「社会性」だけじゃダメで
「継続(反復)」が必要。
それを可能にするのがビジネス化。

じゃあエルレのチケットが安いのはなぜ?ビジネスとして成立してるの??
チケット代金が安いことによって生じる弊害はないの??
この二つについて私の考え(妄想)を述べたいと思います。

途中で離脱されたくないので結論ファーストで行きます。

問:エルレのチケットが安いのはなぜ?
答:彼らなら、一般的なライブビジネスモデル内で実現可能です!!

問:チケット代金が安いことによって生じる弊害(他アーティストなどへの)はないの??
答:ないです!!
以上になります。

これだと、やはりここで離脱されてしまうので続けて書きます。
チームエルレが活動し続けるためには、私達が再びエルレの曲を楽しむためには、当たり前ですが彼らが活動できる資源(利益など)が必要です。
エルレのツアーは、決して細美さんの道楽ではないので、チームエルレが継続できるための資源が必要です。

売上-原価=利益

利益を上げるためには、売上を上げるか、原価を下げるか、その両方をやるかしかないです。

本件のライブは、チケット代を一般的なライブより大幅に下げてるため、チケット代収入は半減しています。
超ざっくり考えると、キャパ2000人でチケット代(通常のものとの差額を2000円とする)は400万円。
この減ったお金をどうやって吸収しているんだろ?

まず売上について。
ライブビジネスの収入源ってどんなものがあるんだっけ?(恥ずかしながら、今だにリアルには把握できていない。)
チケット代、物販、スポンサー収入、飲食などなどかな。
ショーケースライブなど、投資的要素があるものも存在しますが、本件では対象外とします。
チケット代以外の大きな収入があるってこと??

続いて原価について考えてみる。
ライブの原価に該当するものってなんでしょう?(こちらに関する知識も絶望的にゼロ)
制作費、会場利用料、ステージ設営費、音響照明、警備、アーティストのギャラとかでしょうか(その他諸々ありますが)

エルレのライブチケットでよく言われる、経費をできるだけ削減しているという美談。他のライブより大幅に原価削減しているから実現できているということなのかな??
でも1回の公演で400万円も吸収できるもんなの??

「チケット代が通常の半分なんだから、お前のギャラも半分だ!!」とコンサートスタッフに言ったとしたら、きっとそれは超プラックな組織でしょう。今時絶対にやっちゃいけない行為。
細美さんが3800円のアパホテルに泊まろうが、機材車で移動しようが、差額400万円を埋めることはほぼ無理でしょう。
会場利用料や音響照明を簡素化してる?警備がいない?アーティストがノーギャラでやってる?
きっとかなり効率化してるんでしょうね。企業努力凄そう。
でもそれだけでは吸収できないはず。

原価低減だけでの対応だと限界がありそうってことは、やはり他の収入源があるってこと??
それも利益が出やすい仕組みなやつ。
ということで、実際にライブに通ってる人はご認識済みだとは思いますが、一つ目の問いに対する答えは、

物販で得られる大きな利益があるから

ということだと思います。
ご存じの通り、エルレの物販は異常に売れます。
そもそも物販の利益率は異常にいいです。
チケット代金を超える売上を上げている可能性もあると思います。

誰でもライブに来れるようにチケット代を極力下げる。きっと同会場でやるライブと比較して利益額は小さくなっているでしょう。
とは言っても、チームの活動費は必要だから、他の収入源を作る必要がある。
払える人だけが払う物販であれば、不公平感は発生しない。

このビジネスモデルはエルレやホルモンとかスーパーバンドでしか成り立たないと思う。
さらに、これはエルレやホルモンにできて、セカオワやサカナクションには絶対できないビジネスモデル。

その理由は大きくいうと下記二つ
・そもそもライブのコンセプトが違う(セカオワとサカナクションの製作費が桁違い)
・インディーズである(エルレとホルモン)


今あげた4つのバンドは、異常なほど物販が売れるという意味では同じ。大きな収入源にはなっているはず。
違いが出るのはコスト。
セカオワドームでは億を超えるセットが組まれているらしい。サカナクションもお金をかなりかけている。
4バンドとも素晴らしいライブを見せてくれるけど、そもそも見せてくれるものが違いすぎる。
同じライブと言っても、コンセプトが違いすぎる。
チケット代2600円では、その光景は決してみることはできない。
それはどっちがいいとか悪いとかではない。

インディーズか否かの差は、チームメンバーの差。
メジャーアーティストは食わせる家族がたくさんいる。インディーズは少数精鋭。食わせる必要がある家族は少ない。
この差もとても大きい。

チケット代金が安いことによって生じる弊害はないの??
という問いに対しては、
エルレのビジネスモデルを真似できるバントはほぼいない、ので影響ないといえる。
チケット代を格安にできるほど物販が売れるバンドは早々いない。同じビジネスモデルを実行するのは不可能。

最後に。
この記事には正直あまり触れたくなかったのですが、書いた理由があってそれは

お金やビジネスは、汚いことでも、ずるいことでも、悪いことでもない。

これらはめちゃくちゃ当たり前なことですが、意外にそーじゃないと思ってる人が、SNS上などで一定数見受けられるのが気になってます。

ビジネス化が可能だからこそ、エルレの新譜が聞けるわけだしツアーにも行ける(多分チケット当たんないけど祈ってる!!)
エルレや細美さんは正々堂々とビジネスをやって活動しているのに、ビジネス度外視なんかではないのに、変に美化されていることがとても気になった。
チケット代が格安なのは、細美さんたちが努力した結果でもあるけど、ちゃんとビジネスとして成立しているはず。
決して男気だけじゃない。美談で終わらせてはいけない。(SNSだと美談で終わってるように感じる。)
これらを理解しないと、他のバンドに対して的外れな指摘(なんでエルレよりチケット代が高いの?)をすることも想像してしまう。
エルレだからこそできる、他のバンドでは真似できない独自のビジネスモデルで、しっかり収入を確保している。
そのことをちゃんと理解していきたい。
以上です。
とにかくファクトゼロの妄想で書いたので、間違ってたらごめんなさい。

チケットの価格問題については他にも色々と語りたい(同一価格問題等)けど、今回はここまで。

ということでエルレのツアーチケット当選しますよーに。


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ヒロシDEATH
entertainment journalist