音楽全般

牛乳と音楽の親和性

こんにちは、ヒロシDEATHです。

本記事はおっさんらしい昔を懐古する記事になります。(ノンフィクション)

一言にまとめますと、小学校の給食時間に、好きな音楽を聴きながら食事をどうしてもしたかった小学生男子の戦いの物語になります。
よかったら最後までご覧ください。

私は小学校4年生ぐらいに音楽にどハマりした。
私を可愛がってくれたロック大好きのおばさんに、ロックは最高だよって洗脳し続けられたから。
勧めてくれたビートルズやイーグルスのジャケットは物凄く格好良くて、レコードから流れるその音楽も、日本のヒットチャートのそれとは全く違くて(そもそも英語詞だし)体験したことない異文化を感じてワクワクしたことを覚えてる。

そこからは、学校から帰ってきたら即、借りたレコードをヘビーローテーション。
ヘッドフォンで聴く音楽で、完全のゾーンに、悦に入ってたことを今でも覚えてる。
(親からすると結構気持ち悪く感じたんじゃないかな)

それから自分でもレコードを定期的に購入するようになる。
親からもらう少ないお小遣いじゃとてもじゃ買えない。
全ては先ほど登場したおばさんのおかげ。
お手伝いをするといくらかもらえて、それを貯めてレコード屋にダッシュして行った。

その頃には、音楽最高、ロック最高小学生になってて、若干クラスの子と話が合わなくなっていたことを思い出す。
でもそんな時救世主が現れる。

そのバンドの名前はサザンオールスターズ。
サザン好きな友達はクラスに3人ほどいた。
授業の合間に、サザンの最高さを語り合ったりした。家に帰ってもサザンの音源をヘビーローテーション。三度の飯より音楽が好きになってた。

小学生の時はクラブ活動が義務付けられてた。
女子の人気クラブはいきものがかり(飼育係)、そして男子も女子にも人気があったのが、放送部。
お昼の学校放送の担当をする係。当然のように私も毎年放送部にエントリーしてた。

給食時間は基本黙食。スピーカーからは、放送部の人が話すお知らせだったり、音楽(クラシック)が流れてきてた。
それを聴きながらいつも思ってたこと。
「美味しい給食を食べながら、サザンを聴けたら最高だよな」

ロックやサザンの熱病に犯された小学生は痛々しいほどピュアだった。
その年無事放送部に選ばれ、放送の担当日当日、サザンのレコードを持っていつも通り登校した。
昼休みになり、フライングして給食を運び(放送部の特権)、昼休み前に集まった自分を含めた3人で打ち合わせをする。
私が、今日はこれを流すよ、と誇らしげにサザンのレコードを見せる。

するとA君が呟く。
「歌が入ってる音楽は禁止だって聞いたよ」

「は???」
声にならない小学生の私。
沈黙の後。

「大丈夫だと思うよ」と私は言った。

昼の放送が始まり、いよいよ音楽を流す時間になる。
「最高の音楽を聴きながら食べる給食は最高に決まってる。。。。」

熱病にうなされた小学生にはつける薬がない。
レコードに針が落とす。

サザンの音楽が学校中に響き渡る。

「みんな最高だって思ってくれてるんだろーなー。」
「給食美味しく食べてるかなー。」

などと想像すること約30秒。

そこに放送室に鬼の形相でオババ、いや最上位な女性教師が入ってきた。

「すぐ音楽を止めなさい」

それから放送は止まりしばらく大説教を喰らう。
説教の内容は、速い音楽を聴きながらだと消化に悪い。歌詞がある音楽だとご飯に集中できないと。

全く理解できない。

ただ反論する余地はなかった。だってその先生すぐビンタしてくるから。
そして時間になり、終わりの音楽と共に今日の放送は終了です、という説明をした。

教室に帰ると、
「全然放送してないじゃん」
「なんで曲止めたんだよ?」
と誹謗中傷の嵐。
何も言わず耐えるしかなかった。

そこにサザン好きのA君が近づいてきた、それも笑顔で。

「サザン聴けてよかったよー」

それから放送担当日は常にサザンを流してた。
正確には2回ほど。
2回とも約30秒で先生が放送部に飛び込んできて、音楽を止められた。
そして、その年以降は放送部になれなかった。

今でも音楽と給食(特にびん牛乳)は凄い合うと思ってる。
好きな音楽は、給食を2倍美味しくしてくれると思ってる。

飲食店で音楽流れてこないとこってあるのかな?
食事が美味しくなるから、食事に来た人達が楽しくなるから音楽流すんだよね?
爆音で好きな音楽聴きながら食べるフェス飯って最高だよね?

そんなこと小学生の時から知ってたよ。
だから何度罵られても、何度も実行してたんだし。

あの注意してた先生もきっと今頃、好きな音楽聴きながらご飯食べてるに違いない。


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ヒロシDEATH
ミュージックキュレーター from八王子 エンタメ全般についても書きます。