Music

バンドとして円熟期に入ったyonigeのワンマンライブを目撃してきた

こんにちは、ヒロシDEATHです。

若干の今更感が漂うけど、サブスクで私が最近一番聞いてる音楽はyonigeです。
隠す必要もないけど、隠さないでいうとそうなんです。

数年前、ナインスバンド企画などで何度も何度もライブは見てきたけど、正直それほど好きなバンドではなかったかも。
個性的な二人のキャラクターもあって、ナインスバンドではマイヘアに次ぐ人気バンドだったし、2019年には武道館ワンマンまで成功してる(チケットはソールド)

2017年あたりからあまりライブで見なくなって(フェスでチラ見するぐらい)、久々に見たのが去年のフジロックの配信で、その時の感想としては「アップテンポな曲をほとんどやらなくなったなー」というもの。
以前見た印象は、どっちかというと聴きやすい乗りやすい、音楽好きじゃない人も好きになるような音楽をやってるバンドだなというもの。
ライブでは、当時流行っていたアボガド待ちな人も多かったと思う。
必ずライブ会場の何処かから、「牛丸ちゃん可愛い」って声も聞こえてきたりしてた。ちょっとしたアイドルバンドだった。(ごっきんさんも牛丸ちゃんと対照的?キャラクターで人気があった。)

フジロックの配信を見て、私の中で持っていたバンドへの印象がガラッと変わってしまったyonigeに対して、心のどっかではずっと気にしていたような感じがあった。

それから数ヶ月後、4/17に立川で行われるCRAFTROCKに出るという情報をたまたま見て、ライブにどうしても行きたいっていう衝動に駆られた。
なのでチケットを即とった。
そしてサブスクで聴き始めた。

今まで全く聞いてなかった「HOUSE」と「健全の社会」を聴き込む。

正直聴きやすい音楽じゃないなーって最初は感じたけど、聴けば聴くほどクセになる。
けだるさも気持ちいいし、聴く側に全くこびてない潔さも感じて、聴いてる方も楽になる。(一生懸命名曲に仕立てようとして頑張ってることが垣間見れる曲は聴いてて疲れる。。。)

そしてCRFTROCK当日。4年ぶりぐらいにライブを見た。
よくはないけど、直前にやってたAge Factoryを途中で切り上げて、yonigeが出る野外ステージに移動する。幸い最前列を確保できた。

ライブが始まると、予想通り上記2枚のアルバムを中心にライブが進む。
MCはほとんどなく、牛丸ちゃんが言った「野外は気持ちいいですね」ぐらいで、ごっきんさんは最後まで一言も喋らず。笑顔も見せず。
ライブは本当に自然体で、客を煽ることも気を配ることもなく進んでく。
野外の雰囲気も重なって、すごい心地よかった。
久々に見たライブは本当に良かった。

と前置きが長くなったけど、本日4/25下北沢シェルターでの退屈ライブ行ってきました。

当然のソールドアウト。
コロナ前のパンパンに人が入ったシェルターというわけではなかったけど、かなり人は入ってた。

19:30スタートという大人の都合に合わせた開演時間もいい感じだった。
ただ、リボルバー始まりは少し意外だった。(11月24日とかスローな感じで始まるもんだとと勝手に思い込んでた)

MCもほとんどなくライブは進む。
ミドルテンポな曲が中心でクールでとにかくかっこよかった。
ライブレビューは苦手なので書かないけど、途中ごっきんさんの声も聞けて笑顔も見れたし、牛丸ちゃんの歌詞飛ばしの頭からやり直しを見れたし、ワンマンらしい和やかな面も見れてよかった。
本編終了後、アンコール1曲だけやってライブは終わった。
ダブルアンコールは無しとわかると、サクッと帰る大人なファンもいい感じw

ナタリーの記事でこんなのがあった。

2022年3月末で、所属していたナインスアポロのレーベルを抜けてセルフマネジメントになっている。(多分マネジメントも抜けたはず)
その理由が何かはわかんないけど、勝手に想像すると、今まで心のなかに閉まっていたものを全て解放するっていうことの一つが、レーベルを離れるということなのかも。
ライブで感じる自然体は、解放が進んでいる表れなのかも。こればっかりは実際のところはわかるはずもない。ただ、彼女らの音楽は聴いてて心地よい。それは間違いない。

彼女たちは今後もより頑張っていくってMCで話してた。(もしかして解散するかもって思ってたから、杞憂に終わって良かった。。。)
全て自分達でやらないといけないので大変て言ってたけど。

ということで、ファンクラブ「退屈クラブ」に入ってみようと思う。月額440円。
ファンクラブなどを運営しているbit fanを利用しているみたい。ファンクラブ運営だけでなく、電子チケット販売も行えるらしい。(今回のライブはLive Pocketでチケットは販売された。)
これはCCCの子会社SKIYAKIが運営しているサービス。一度だけだけど、会社を訪問させていただきお話を伺ったことある。
今後セルフレーベル、セルフマネージメントが当たり前の時代になるのかなー。大したことやってくれないのに、取り分でかいとかいう話も聞くし、今過渡期なのかも知れない。
音源NFTとかで売ってくれないかなー(多分高いから悩むだろうけど)
どんどん新しいことにチャレンジしてほしいと思う。
きっと厳しい道だとは思うけど、成功例を作っていけば、同じような自分達のやりたい音楽を続けられるバンドがもっと増えてくると思うし。
彼女らの音楽を引き続き聴きたいから、彼女らの行動に賛同したい。

いい意味で力を抜いて、自分達の音楽を続けてほしいと思う。
売れ線の曲ばっかりじゃつまんないし。
彼女らの成功を祈って頑張って課金していかないとー。

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ヒロシDEATH
entertainment journalist